エズラ記を読む
定例祈祷会では「エズラ記」に入りました。3大預言書(イザヤ、エレミヤ、エゼキエル)が共に記す、50年とも60年とも言われるイスラエル民族最大の危機バビロン捕囚がペルシア王キュロスによって終わりを告げたのがBC539年。翌年キュロスは捕囚民をエルサレムへと帰還エルサレム神殿の建て直しを命じます。このイスラエルの帰還とエルサレム神殿再建に関わった者のうち、旧約聖書の巻名にその名を残すのがエズラ(祭司、書記官)、ネヘミヤ(総督)、ハガイ(預言者)ゼカリア(預言者)の4人でした。第一次の捕囚民を導いてエルサレムに帰還し、直ちに神殿の建設を始めたゼルバベルとイエシュアでしたが、妨害に遭うなどして難航。それを預言者たちが神の託宣をもって励まし導きます。
エズラ記には神殿の基礎が据えられた時、昔の神殿を知っていた年長者たちは大声で泣き、若い世代は喜びの声を上げた様子が描かれています。何故年長者が泣いたのか、皆さんはどう思われますか?私は神殿の再建に感極まって、と思いましたが、その基礎が余りに小さかったために、という解釈もあるようです。正反対ですよ!面白いですね。